一条工務店のクロスを調べていると、素敵な部屋の写真には出会えても、「この壁の品番は何だろう」「天井も同じクロスなのかな」と気になることがありますよね。
わが家は、グラン・スマートで建てた平屋です。壁にも少しグレーを取り入れて、木目の床や建具と合わせました。このグレーと木の組み合わせは、家ができあがった今、とても気に入っています。
この記事では、わが家で使ったクロスを部屋別にまとめます。中心になる壁はIC-0204、主寝室はIC-6039。脱衣室のタイル柄にはサンゲツのRE55660を使っています。品番だけでなく、どの面に使ったか、ほかの素材とどう並ぶかも一緒に見てください。
好きな施工例の品番は、候補を絞る出発点。最後は、自分の家の床・建具・照明と並べて確かめるのがおすすめです。わが家も引き渡しを迎えたばかりなので、長年使った耐久性の評価ではなく、採用した仕様と今の仕上がりをお伝えします。

一条工務店で選んだクロスの品番
まずは、わが家の採用一覧です。壁と天井は別の欄にしました。同じ部屋でも使い分けているところがあるので、気になる部屋の両方を見てみてください。
| 場所 | 壁 | 天井 |
|---|---|---|
| 玄関ホール・ホール | IC-0204 | IC-1004 |
| シューズクローク | IC-0204 | IC-1004 |
| LDK | IC-0204 | ベース:IC-1004 アクセント面:サンゲツ RE55616 |
| 主寝室 | IC-6039 | IC-6039 |
| 子ども部屋2室 | IC-0067 | IC-1004 |
| 脱衣室 | ベース:IC-0067 アクセント面:サンゲツ RE55660 | IC-1004 |
| トイレ | IC-5021 | IC-5021 |
| ユーティリティ | IC-0204 | IC-1004 |
| ウォークインクローゼット | IC-0067 | IC-1004 |
わが家の内装仕上表に記載された採用仕様です。ICから始まるものは一条工務店のオリジナル品番。現在選べる品番や標準・有料の範囲は、契約内容に合わせて担当者へ確認してください。
ベースとアクセントを分けて見る
LDKの天井にはIC-1004とRE55616の2種類が記載されています。これは天井全部がRE55616という意味ではありません。ベースとなる部分とアクセント面を分けて採用しています。脱衣室も同じで、壁すべてをタイル柄にしたわけではなく、IC-0067とRE55660を組み合わせました。
施工例を見るときも、「この部屋のクロス」という大きなくくりより、「正面の壁」「天井の一部」「窓がある面」と分けたほうが、相談するときに伝わりやすいです。写真に写っていない面まで同じ仕様だと思わないようにすると、見積もりや仕上がりの認識もそろえやすくなります。
品番と色の印象は分けて伝える
わが家の写真では、同じ壁でも照明の近くは暖かい色に、光が回りにくいところは少し濃い色に見えます。スマートフォンの画面や明るさの設定によっても印象は変わります。「この写真とまったく同じ色になります」とは言えませんが、品番を添えておけば、実物のサンプルを確認する手がかりになります。
また、ICの番号から別メーカーの品番を推測して注文するのは避けたいところです。番号の近さや写真の似た色だけでは同じ商品とは判断できません。打ち合わせでは一条工務店の品番をそのまま伝え、取り寄せられる見本を確認するのが確実です。
IC-0204と木目を合わせた玄関
わが家の内装で、クロスと木目の関係が伝わりやすいのが玄関ホールです。壁はIC-0204、天井はIC-1004。木目の床や建具に、金色の壁付け照明が加わっています。

壁だけを主役にしない色合わせ
写真を見ていただくと、壁の色より先に木目や照明に目がいく方もいると思います。それくらい、部屋の印象はいくつもの素材が重なって決まるものなんですよね。壁紙の見本だけを見て「少し地味かな」と感じても、床や扉が入ると、落ち着いた背景として見えてくることがあります。
わが家では玄関ホールからホール、LDKまで、壁のベースにIC-0204を使っています。別々の場所で同じ品番を使っていることも、家全体を見るときの一つのまとまりになっています。部屋ごとに違う色を楽しむ方法も素敵ですが、迷ったときは、続けて使う場所を先に決めてみると選びやすいと思います。
床・建具・巾木も並べて確認する
わが家の木目の床はモクリアのライト・ウォールナット(LWT)です。造作色はライト(GLT)、建具色は造作色合わせ。似た木目でも、床と建具が同じ色コードというわけではありません。この違いまで把握しておくと、クロスに合わせるサンプルを取り違えずに済みます。
床の近くで壁を見たときは、壁と床の間にある巾木も視界に入ります。大きな面の色が合っていても、その境目をどう見せたいかで印象は変わります。サンプルを確認するときには、クロスだけを机に置くより、床・建具・巾木も近くに並べてみると、家に使った状態を想像しやすくなります。
床の採用範囲や畳との組み合わせは、モクリア・石目調フローリングの実例にまとめています。内装の全体像から見たい方は、グレーと木目を合わせた内装実例もどうぞ。
脱衣室はRE55660のタイル柄
脱衣室は、ほかの部屋とは少し雰囲気を変えています。壁のベースはIC-0067、アクセント面はサンゲツのRE55660です。白を基調に黒い線が入るタイル柄で、室内干しの黒いポールとも並んでいます。

タイルではなく、タイル柄の壁紙
写真だと本物のタイルにも見えるかもしれませんが、こちらは壁紙です。サンゲツのRE55660の商品ページでも、黒い目地のサブウェイタイル柄として紹介されています。タイルの素材感と、タイルを描いた壁紙の柄は別のものとして考えると、選ぶときのイメージがそろいます。
わが家の写真で見てほしいのは、柄のある壁と、その隣の無地の壁の関係です。柄を部屋全体に広げるのではなく、面を分けています。窓や流しがある場所では、壁紙が連続して見える範囲も変わるので、カタログの柄だけでなく、取り付くものを含めて想像するのがおすすめです。
柄の向きと切り替え位置まで決める
タイル柄のように線がはっきり見えるクロスは、柄の大きさや向きも気になります。打ち合わせでは、どこからどこまでを柄にするのか、角を回り込むのか、棚の裏にも続くのかを図面に書き込んでもらうと安心です。「この部屋に使う」だけで終わらせず、施工する面が伝わっているかまで確認しておきたいですね。
水まわりだからといって、タイル柄なら水に強い、と見た目で判断することもできません。RE55660には商品ページに機能の説明がありますが、壁紙と下地を含む壁全体が防水になるという意味ではありません。流しの近くなど、水がかかりそうな場所の仕上げや手入れは、担当者と製品の案内で確認してください。
引き渡し直後の今の段階では、「汚れてもすぐ落ちる」「何年使ってもきれい」といった評価はまだできません。洗濯や家事をするなかで、見た目だけではわからなかったことがあれば、使用期間と一緒に追記していきます。
主寝室・子ども部屋・天井の使い分け
家じゅうの壁と天井を、すべて同じ組み合わせにしたわけではありません。主寝室とトイレは壁・天井を同じ品番にし、子ども部屋は壁と天井を分けています。ここは、品番表で見比べると違いがわかりやすいところです。
主寝室は壁も天井もIC-6039
主寝室はIC-6039を壁と天井の両方に採用しています。一方で、LDKの天井のベースはIC-1004。このように、天井まで同じ色柄にそろえる部屋と、壁から切り替える部屋を分けています。
同じ品番を壁と天井に使っても、実際には光の当たり方が違うため、全く同じ明るさに見えるとは限りません。検討中の方は、「同じにするか、変えるか」だけでなく、寝転んだときに天井がどう見えるかも想像してみてください。床を見て選ぶことが多い内装ですが、寝室では天井も身近な面になります。
子ども部屋2室は同じ組み合わせ
子ども部屋として使う2室は、どちらも壁がIC-0067、天井がIC-1004です。ここではクロスの品番をそろえています。子どもが2人いるわが家の、実際の組み合わせとして参考にしてもらえたらと思います。
子ども部屋を考えるときは、クロスだけで完成形を決めなくてもよさそうです。机、カーテン、本、寝具が入れば、部屋の色は自然と増えていきます。無地を選んで家具で色を足す方法も、壁の一面を好きな柄にする方法もあります。今好きな色と、家具が入ったときのバランスを分けて考えると、家族でも相談しやすいのではないでしょうか。
トイレはIC-5021、LDK天井にRE55616
トイレは壁も天井もIC-5021。LDKの天井のアクセント面には、サンゲツのRE55616を採用しています。RE55616は、メーカーの商品ページではコンクリートの質感を表現した無地のクロスとして紹介されています。RE55616の色柄・仕様を確認する
濃い色や柄を採用するときは、どの場所にも同じように広げる必要はありません。わが家のように天井の一部へ使う方法もありますし、壁の一面だけを変える方法もあります。採用範囲を少し離れた位置から見たとき、視界の中でどれくらいの面積になるかを確かめたいところです。
なお、上で掲載した天井の写真は、明るい天井と照明のつながりを見るためのものです。RE55616のアクセント面を近くから撮った色見本ではありません。仕上がりの写真と品番の対応が確認できるものから、少しずつ写真を増やしていきます。
標準・オプションと費用の考え方
クロス選びで気になるのが、標準の範囲で選べるものと、費用をかけて変更するものの違いです。わが家の仕様書には、その区別も記載されていました。ただし、これから契約する方にも同じ条件が当てはまるという意味ではありません。
わが家の仕様書での区分
| 記載されている区分 | わが家の採用品番 |
|---|---|
| オリジナルセレクトクロス 標準品番 | IC-0204、IC-1004、IC-0067 |
| オリジナルセレクトクロス 新オプション品番 | IC-6039、IC-5021 |
| サンゲツクロス アクセント面 | RE55616、RE55660 |
「標準」と「オプション」は、仕上がりの好みの順位ではありません。わが家でも広い範囲に標準品番を使い、場所によってオプション品番やメーカークロスを組み合わせています。標準品番で好きな色が見つかるなら、その候補を床や建具と合わせてみるところからで十分だと思います。
メーカークロスの価格と工事費は別
メーカーのサイトに載っている壁紙の標準価格を、そのまま一条工務店での追加費用として計算しないようにしてください。サンゲツの商品ページの価格は税別・施工費別です。家づくりの見積もりでは、どの面をどれだけ変更するかを含めた金額を確認する必要があります。
クロスだけの追加工事費は、まだ整理できていません。金額がわかったら、この採用一覧に追記します。これから選ぶ方は、気に入った品番と使いたい面をセットで伝え、税込みの追加額を出してもらうと比較しやすくなります。
クロス選びで確認したい5つのこと
品番の候補が見つかったら、次は自分の家での見え方を確かめる段階です。ここからは、わが家の仕様や写真を見比べて、これから選ぶ方に確認してほしい点をまとめます。

サンプルは床と建具のそばで見る
クロスの候補が何枚もあるときは、それぞれの写真を単独で眺めるより、同じ床・建具のサンプルの隣に置いて比べるほうが違いを捉えやすいと思います。木目に赤みがあるのか、黄色みがあるのかも含めて、自分が落ち着く組み合わせを探してみてください。
サンゲツの壁紙選びのポイントでも、床やドアの色調との組み合わせと、大きめのサンプルでの確認が勧められています。カタログやスマートフォンの写真だけで決めず、現品見本を見ながら絞り込むのが基本になります。
壁と天井を別々に考える
わが家では壁にIC-0204、天井にIC-1004という組み合わせを複数の場所で使っています。一方、主寝室とトイレは壁も天井も同じ品番です。部屋の名前だけで一覧を作ると、天井の選択を忘れやすいので、壁と天井は最初から別の欄にしておくと整理できます。
天井の色を変える場合は、梁や下がり天井、照明が取り付く部分をどこで切り替えるかも確認したいところです。平面図だけでは想像しづらければ、立面図や室内パースで見せてもらいましょう。「白い天井の続き」「ここだけアクセント」と、境目を指して話せる形にするのがおすすめです。
昼の光と照明の下で見比べる
完成した家の写真にも、光が強く当たるところ、影になるところが写っています。気に入った写真が暖かい照明で撮られているのか、窓からの光で撮られているのかも見ておくと、取り入れたい雰囲気がはっきりします。
担当者に相談するときには、予定している照明の種類や明るさも一緒に伝えてみてください。間接照明を使う面は、色だけでなく表面の凹凸がどのように見えるかも気になるところ。採用予定のクロスと照明の相性は、施工する側の目でも確認してもらうと安心です。
棚や家具が入った状態を想像する
上の写真では、木目の扉と収納棚が壁のかなりの面積を占めています。クロスが見える範囲は、何もない四角い部屋とは違いますよね。テレビ、カップボード、本棚、ベッドなどが置かれる面も、家具の高さまで書き込んでみると、アクセントをどこまで見せたいか考えやすくなります。
好きな柄を選ぶことと、その柄をよく見える場所に使うことは別の話です。部屋に入って最初に見る面に使いたいのか、座った場所から見える面に使いたいのか。暮らしているときの目線を一つ決めて考えると、候補が多いときにも選びやすくなると思います。
品番と施工範囲を最後に照合する
最終確認では「品番・部屋・壁か天井か・どこまで使うか」の4点をセットで見てください。似た番号が並ぶと、読み飛ばしてしまいそうになります。部屋ごとに、壁のベース、壁のアクセント、天井のベース、天井のアクセントを順番に追うと確認しやすくなります。
仕様を変更したら、手元に残っている古い打ち合わせメモではなく、最終版の仕上表や見積もりを見直します。口頭で決まったことが書類にも反映されているかを確認できるように、変更した箇所を一覧にしておくのもよい方法です。打ち合わせ全体の準備は、一条工務店の打ち合わせの流れでも紹介しています。
よくあるクロス選びの疑問
ここまでの採用例について、確認しやすいように要点をまとめます。これから選ぶ方は、ご自身の契約条件に置き換えて確認してみてください。
わが家のベースクロスの品番は?
玄関ホール・ホール・LDK・シューズクローク・ユーティリティの壁はIC-0204です。これらの天井のベースはIC-1004で、LDKの天井にはサンゲツRE55616のアクセント面もあります。
脱衣室のタイル柄は本物のタイル?
本物のタイルではなく、サンゲツRE55660というタイル柄の壁紙です。脱衣室の壁はベースのIC-0067と、RE55660のアクセント面を組み合わせています。
主寝室と子ども部屋は同じクロス?
主寝室は壁・天井ともIC-6039です。子ども部屋2室はどちらも壁がIC-0067、天井がIC-1004で、主寝室とは組み合わせが異なります。
同じ品番を標準仕様で選べる?
わが家の仕様書ではIC-0204・IC-1004・IC-0067が標準品番、IC-6039・IC-5021が新オプション品番と記載されています。現在の採用可否や費用区分は契約内容に合わせて担当者へ確認してください。
メーカークロスの追加費用はいくら?
品番や施工する面積によって変わります。わが家のクロスだけの追加工事費は、整理できたら追記します。メーカーの材料価格は施工費を含まないため、品番と施工範囲を伝えて、標準仕様からの税込み追加額を見積もってもらうのがおすすめです。
品番を手がかりに、自分の家で選ぶ
わが家のクロス選びを振り返ると、ひとつの特別な柄だけで内装が決まったわけではありません。IC-0204を使った壁、明るい天井、木目の床や建具。そこに、脱衣室のタイル柄や天井のアクセントが加わって、今の雰囲気になっています。
気になる品番があれば、まずは候補としてメモしてみてください。そのうえで、床や建具と並べてどう見えるか、家具が置かれたらどこが残るかを、自分の家に置き換えて考える。写真の雰囲気をそっくり再現するより、自分たちが好きだと思える組み合わせに近づけるほうが、選ぶ時間も楽しくなると思います。
僕たちは、少しグレーを取り入れた壁と木の色合いを気に入っています。これから暮らしていくなかで、汚れのつき方や手入れについて気づくこともあるはずです。そのときは、今の採用記録に使ってみた感想を重ねていきます。
まだ一条工務店で建てるかを検討している段階なら、クロスだけでなく、標準仕様で選べる設備や内装も一緒に確認しておくと、家全体の予算を考えやすくなります。グラン・スマートの標準仕様と確認点も参考にしてみてください。
メーカーの商品情報の最終確認日:2026年9月15日。採用品番はわが家の契約時の仕様です。
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